教えて!! 輝きWoman
～T.Academyが紹介する女性活躍企画～
女性として輝いていると思う瞬間それは…
挑戦がスタート！！やりたい事はやってみる！
一般社団法人プレゼンテーション協会理事／阿部 由里子
一般社団法人プレゼンテーション協会理事を務めながら子育ても仕事もパワフルにこなされて、いつも笑顔で女性から憧れの存在。なんと現在はミセスインターナショナルのファイナリストに選ばれているそうです。
ブライダル・イベントのMC業やIT企業のショールームのチームリーダーとして年間５０００名以上の接客対応を行い製品プロモーション業務も全般に行っています。今回はそんな女性のお手本のようなカッコいい阿部由里子さんにお話を伺いました！！
阿部さんが社会で活躍しながら子育ても両立されている秘訣は何ですか？
阿部
育児休業後に仕事復帰して、最初のころは子育てしていると思われないように何でも一人でがむしゃらに頑張っていました。
そしたら、体調を崩しましてこのままではだめだと思い、頑張りすぎず他人に頼る部分があってもいいんだと気付きました。
20代、30代、40代でも出産や子育てを経験したのですが、体力や環境もその時その時で異なります。
そのため、周囲に子育てと仕事の両立への理解と協力をして頂ける体制をまず整えました。
仕事もプライベートも情報共有とコミュニケーションを取ることが大切だと思います。
仕事では提案資料のブラッシュアップ、他部署との連携や情報交換、
プライベートでは母として育児や仕事、キャリア形成など色々な世代の女性の
悩み相談など時間をできる限り相談にのっていました。
子育て中はタイムコントロールが難しく、常に優先順位を考えて行動しています。
それでも思い通りにいかない。
完璧を目指すのではなく、70点、80点でもいいかという気持ちの余裕も大事です。
もちろん
子供が元気な時は仕事を優先
子供が病気な時は子供が優先
その時の自分にできるベストを尽くします。
今の仕事はもちろんですが、講師業、司会など阿部さんにお願いして良かったと言われると
本当にやって良かったと心から思えます。
やらずに後悔したことはありますか？
阿部はい。ありますよ。
昔、モデルや芸能のお仕事をやりたいと思った時期がありチャンスもあったのですが
親の反対もあり、すでに会社の組織の中にいたので難しかったです。
その当時は、安定した環境で周囲の方にも恵まれていたので
「まあいいっか～」みたいな感じでチャレンジせずに終わりました。
今思えば、若いのだから、チャレンジしてもよかったかな～と思います。
阿部さんの考える輝く女性とは？
阿部
自分の軸をしっかり持っている人
目的に向かって努力し続ける人
自分のやりたい事を一生懸命にやっている人
それは、働く女性だったりお母さんだったり、それぞれの役割を一生懸命やっている人
余裕をもって楽しめている人はキラキラ輝いて素敵だなと思います。
阿部さん自身が女性として輝いている瞬間はどんな時ですか？
阿部
私が輝いているなと感じる時は、
大勢の前で話している時です。
緊張はするけど、マイクを持って一言発すればアドレナリンが出てスイッチが入る（笑）
セミナーやイベントの進行中、イレギュラーな事が起きた時は、
軌道修正のタイミングを見計らいながら会話をつないだり
会場全体の動きを予想してコントロールする。
お客様に気づかれずに関係者とアイコンタクトで連携できた時はやった！！！
という達成感があります。
影響を受けた人物や本はありますか？
阿部
書家でもあり一般社団法人プレゼンテーション協会の前田鎌利氏です。
研修や何かうまく物事を進められないなと思うことがあっても
「大丈夫 大丈夫 」とお声をかけてくれる。
私にとって魔法の言葉
大丈夫なんだ、と落ち着いて安心できます。
「長い歴史の中で今日の失敗なんて誤差だよ。それも経験」
さすが、ソフトバンクの孫社長を一発OKさせた方、スケールが違うなって笑）
信頼してもらえている安心感を伴う「大丈夫」の一言が
こんなにも自信を与えてもらえることに
衝撃でもあったし、ありがたいと思います。
人生のターニングポイントはありますか？
阿部
沢山あります
子供との離別、離婚やシングルマザーも経験しました。
小学生と保育園の子供を抱え、さあ頑張らなきゃ！というタイミングで
病気が発覚し、手術と入院で1か月の休職。
生活のやりくりに困る事もありましたが、不思議と不安は少なかったです。
今思うと結構大変だったのですが、むしろこれから何をしよう、
色々な事がやれるという根拠のない自信もありました。
落ち込んでネガティブな気分になり、挫けそうになることもありましたが
不思議と周囲に助けられる。
そうすると、周囲の期待に応えよう、
やりたい事は全部やってやろう！
とポジティブな私に戻りました。
その中で一番大きいターニングポイントは何ですか？
阿部
約3年前にプレゼンを学び、講師になったことです。
パーソナルカラー、整理収納アドバイザー、ダイエットインストラクターなど、
過去に色々な資格を所得しましたが、
仕事に活かすことが出来ませんでしたが、プレゼンを学んだことによって
言葉で伝えるより相手に伝わるものになりました。
プレゼンで説明した方が理解や納得もしてもらいやすい、
相手に自分の念い（おもい）が伝わるんです。
会社の後輩や保育園のママ友、仕事関係者で出会った目上の方など、
女性ならではの共通のお悩みがある。
忙しいのにどうやってキレイをキープするのか？
タイムコントロール、時短術など、質問は様々ですが、
メイクやファッション、料理などを教える時も
パワーポイントでプレゼンしたらとても分かりやすいと喜ばれ
働くママの時短術というテーマのセミナーをやらせていただきました。
資格をとって終わりではなく、色々なことを期限を設けてチャレンジする、
最初は点だったかもしれませんが
その点が繋がって一つの線になり、今は面となり私の強みになりました。
今はありがたいことに、会社でもプレゼン協会理事の就任を認めて頂き、
個人だけではなく学校や企業様からのオファーも増え、
プレゼン以外にも仕事とプライベート、子育ての両立というテーマで自信の経験をお話させていただく機会が増えました。
今後は、外部との人脈を広げ、企業間交流など、会社にも貢献していきたいと思います。
これから輝きたいと思っている女性にアドバイスをお願いします！
阿部
普通の一般職だった私が、ここまで来ることが出来たのは周囲の方とのご縁
若い頃、コピー取りやお客様へのお茶出しが当たり前の時代、お客様やお会いした方のお顔や好みを覚える
「飲み物の好みを把握し準備をしておく」など、ほんの些細なことですが、いつも丁寧に笑顔を心掛けました。
阿部さんの入れたお茶は美味しい、いつも笑顔が気持ちいいねって言ってもらえるのが嬉しかったです。
自分がその時にやれることを一生懸命やってきたからこそ、今に繋がっているのだと思っています。
最近の若い子たちから
「仕事の飲み会が時間とお金の無駄、私が参加する意味がありますか？」
と聞かれましたが、もったいないなと思いました。
時代背景もありますが、そんな事考えたこともなかった（笑）
人間関係を自分から築くこと
繋がりを大切にすること
困った時に力になっていただけたりプラスになる事もあるのになって思います。
私は良いことも嫌な事も全て自分の糧になりましたよ。
ベイビーステップでもいい、
最初はトライアンドエラーでもいいと思えるようになりました。
うまくいかなかったら軌道修正すればいいんです。
最近、方眼ノートトレーナーの資格を取りました。
やりたい事をノートに書きだしてアウトプットしてみると思考が現実化します。
何をやりたいのか、
どうありたいのか
イメージを膨らませて、細かく具体的に描くほど自分のゴールに近づいていきます。
是非試して頂ければと思います。
お話を聞けば聞くほどパワフルな阿部さん！
なんと2020年の今年の新たなチャレンジは「ミセスインターナショナルへの出場！」
7月の世界大会に向けて、日本代表のファイナリストの一人に選出されたそうです。
どんな環境でも仕事のプライベートも女性であることをあきらめない。
自分に自信をもって前に進んでいくことの大切さを色々な世代の女性に発信していきたいと
お話され私たちもミセス代表を応援したいと思います。
阿部 由里子（あべゆりこ）
一般社団法人プレゼンテーション協会理事