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輝きWoman!!記事2019/09/03
あなたにとって「輝きwoman」とは...
「公私混同」それが私の喜び!
株式会社コミナス 代表取締役/鳥塚ルミ子
4社の起業を経験し、現在は日本初地域ファンド一号企業として認知症予防、ストレスマネジメントに有効なハンドコミュニケア事業を行う株式会社コミナスの代表及び日本最大のオーガニック教育団体(社)国際オーガニックセラピー協会の代表理事として活躍。また着付教授免許と長年の指導経験を活かし、和女子コミュニティ「TOKYOなでしこ塾」の塾長としてご活躍中の鳥塚ルミ子さん。
いつもパワー全開で周りに元気をくださる輝きWOMAN!
今回はそんな鳥塚さんに“女性が輝く”秘訣や過去の体験談までいろいろなお話を聞かせていただきました!
インタビュー当日は自家製のスムージーを振舞ってくださり初めから終わりまで鳥塚さんのハッピーオーラに溢れた時間となりました。
自分の武器を見極める
起業しようと思ったきっかけやそのために必要だったことは?
鳥塚 実は、婚約破棄されちゃったんです。
三日三晩カーテンを閉めたまま布団に潜って食事もせず誰とも会わずに泣き明かして、散々泣き明かした後は、さて、これからどうしようと考えました。
まず始めにした事は、一体自分は何が出来るのかという自分への問い。持ってるものは? 戦える武器は? と棚卸をしたところ、リフレクソロジーの技術しかなかったんです。その技術を最大限に活かせる場所に行こうと思い、リフレクソロジーがまだ浸透していない地を探しました。その時点で日本という選択肢はなし! 海外です。とはいえ、ビザや資金の問題を考えるとすぐに渡航できる方法はワーホリしかなく、そこでヒットしたのがカナダとニュージーランド。でもカナダはリフレクソロジーの協会があったので却下! パイオニアを目指して、ニュージーランドへ行くことに決めました。
行くと決めてから出発するまでの間休みはすべて返上して仕事に明け暮れ2ヵ月間で軍資金を貯め、ニュージーランド渡航3ヵ月後、自分のサロンをオープンしました。
それが最初の起業です。
その時のパワーの源は…
鳥塚 最初は見返したいという思いも多少あったけど、すぐにそんなことを考える余裕もなくなりました。起業した直後は自分のやりたいことが次々に形になっていく喜びが確かにありましたが、非常に短期間で自分の身の丈以上のところまでいってしまいました。自分に足らない部分を補い、そして求められている所に追いつくために努力しましたよ、必死に(笑)追い込まれたし自ら追い込みました。始めたらもう続けなきゃいけない、外から見たら立派に見えて、どんどん拡大していく型に自分も追いつくべく、成長させねばと必死でした。
自分が受けた感情を1ミリたりとも取りこぼしたくない
ターニングポイントと困難の乗り越え方は?
鳥塚 ターニングポイント、これまでに何回か経験しています。
振り返ってみると私のターニングポイントはものすごく強いインパクトのある事件や事故がおきます。必死にやってきているのにこれはもう本当にどうにもならない!となった時は、逆らわずにそれを受け入れるようにしています。「ここまでやらないとあなたは違うほうに動かないでしょ?」って言うメッセージだと受け止めています。
そして、その辛く苦しい状況を俯瞰している自分の存在がいます。困難やトラブルに遭遇した時、現実のど真ん中で泣きわめいてげっそり痩せこけている自分を客観的にみているもう一人の自分がいて、この感覚や経験、境遇を決して忘れるもんか! と思っています。そして辛いことがあったときには、その出来事が自分の中である程度収束するまで、ずっと1つの同じ曲を聴き続けるようにしています。その曲を聞いたら今のこの感覚や感情をすぐに呼び起せるようにです。次になにか起きたとしてもあの時どうにかなったんだから今回だって乗り越えられるっていう自信につながると思うのです。だから自分の中で湧き起こった感情、良いも悪いも全て1ミリたりとも取りこぼしたくないなって思います。ずっと閉じ込めておきたい。ある意味貧乏性なんですね(笑)
見た目は「女」頭は「男」心は「乙女」
自分の事を知る、理解するとは?
鳥塚 自分を知るってつまり「自分の取り扱い説明書を作る」ことだと思うんです。取説は自分の経験や、他人から頂いた情報の蓄積のなかから出来ていくものかなと思っています。もちろん、取説はどんどん“アップデート”されるものだとも思います。変化しますからね、人は。
私は年々自分が完璧ではないなと感じるようになりました。また完璧である必要もないとも感じています。
起業当初、私は完璧でなくてはならないと頑なに信じていたし、そこに向かって猪突猛進していました。20代で海外起業した女性と言うことで当時は非常に珍しい存在として周囲から期待され、メディアでは身の丈以上の紹介をされて、益々「完璧な鳥塚ルミ子」を演じるようになりました。ですが、ある日「完璧である必要はない」と気づきました。きっかけは色々ありましたが様々な出来事が私を変化させたんです。今は完璧であるよりもこの人の力になりたいと思われる人、そんな生き方をしたいと思います。
回りの方からはどんな人と言われますか?
鳥塚 私をよく知る女友達からは鳥塚ルミ子は【見た目は「女」頭は「男」心は「乙女」】と言われます!(笑)
「公私混同」それが私の喜び!
鳥塚さんが“輝いている”と思う瞬間は?
鳥塚 「公私混同」している時。尊敬する方から教えてもらった言葉で自分なりの解釈なんですが、例えば今日スムージーを差し入れで作って来たのは、私の「仕事」でも「役割」でもなく、単純に毎朝飲んでいる自家製のスムージーを美味しいから皆に飲んでもらえたら嬉しいな!と言う思いからです。それって完全に「私事(ワタクシゴト)」じゃないですか。「公」である仕事の場に「私」の部分を持ちこんでいる、つまり公私混同ですよね。自分が大好きなものや良いと信じているものをおススメし、受け入れてもらって喜んでまでいただけるという喜びは計り知れません。自分1人で作って飲んでいる分には単に「喜び」ですが、相手が受け入れてくれ、喜び×喜びになった時に「輝き」は生まれるのではないかと思うんですよね。
私は現在2つの会社を経営していますが、1つはハンドコミュニケア事業を行う(株)コミナスです。ハンドコミュニケアはハンドとコミュニケーションとケアの3つの言葉から成っていて、対面で手を優しく揉み解しながらおしゃべりしつつ心身のケアをしていくものです。略して「ハンコミ」と呼んでますが、このハンコミ自体も公私の「私」が大きいんです。例えばハンコミで目の前の人が笑顔になったり、癒されたり、喜んでくれたなら…純粋に嬉しい。こんな嬉しい優しい連鎖が広まったら世の中もっと健康に豊かに幸せになるはずだ!というそんな理屈です。
この嬉しい優しいをシェアするハンコミ事業はこの価値に『共感』して仲間たちが自らやりたいと集まってくるようなビジネスにしたいと思っています。弊社コミナスの社名はラテン語のCommunus(コミュナス)「共感」からきているんです。
最後に…鳥塚ルミ子さんの考える「輝く人」とは?
鳥塚 「輝く」には2つのフェーズがあると思います。
最初に「輝く」
まず輝く為には自分は一体何が好きのか、何をしている時が楽しいのかを見つけ、それをやること。そして毎日0.5歩でも良いから前に進む!ここまでは自分でやろうと思えば出来る事ですよね。
次は「輝き続ける」
打ち上げ花火のような輝きもいいですができれば輝き続けたいなと思うのです。そのためには「常に感謝を忘れない」ことが大事。今あなたが置かれている環境は当たり前ではなく、周囲の人たちに感謝し、ちゃんと言葉や行動で「伝えていく」ことが大切です。その環境がなければ自分は輝き続けることはできません。周囲の人たちに「輝かせてもらっている」という事を忘れてはいけないと思います。
インタビューを終えて…
「大変だったな~」と終始笑顔で語る鳥塚さん。
内容は想像するだけで苦難の連続でしたがそれをポジティブに魅せてしまうのは鳥塚さんの持ち前のハッピーオーラなんだと思います。
鳥塚さんの魅力は“人生のすべてがネタ”と捉え全てをプラスに変える力があるところ、そして今でも努力し進化し続ける姿が同じ女性として「輝き」を感じました。
現在はまた新たな事に挑戦し問題点を洗い出し時代の三歩四歩先にサービスを展開していけるようにアンテナを高く張っているとの事で今後の鳥塚さんの活躍に目が離せません!
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鳥塚ルミ子(とりづか・るみこ)
株式会社コミナス 代表取締役
埼玉県生まれ、埼玉県育ち。
2000年単身ニュージーランドに渡り、同国初のリフレクソロジーサロンオープン。2002年オーストラリアにも進出。オセアニアでリフレクソロジーの普及と発展に寄与する。
世界で活躍できる国際派セラピストの育成にも尽力。独自の教育システムを作り、ニュージーランド、オーストラリアで約500名の卒業生を輩出。
6つ★ヴェルサーチホテルで認められた他、オセアニア地域でのパイオニアとして繁盛店へと成長させる。 オーストラリアでオーガニックに出逢い、予防医学療法オーガニックセラピーを提唱。2010年、日本で同協会を設立。三菱地所の丸の内朝大学でオーガニック・ハンドコミュニケアの講師も務める。
2017年8月、日本で初めてとなる地域ファンド一号企業としてハンドコミュニケア事業を行う株式会社コミナスを設立し、代表取締役就任。
2014年より和女子コミュニティ「TOKYOなでしこ塾」を構築し、塾長を務める。着付教授免許と長年の指導経験を活かし、2日で着付けが出来るようになるオリジナルメソッドによる着付教室を行う他、華道(草月流師範)、琴(生田流)も嗜む。
Missionは「その時代に女性が最小コストで最大パフォーマンスを出せるツール、リテラシーを提供すること」