輝きWoman!!記事2020/11/04

あなたにとって「輝きwoman」とは...

特別企画!スペシャル対談 後半

オンライン直売所「食べチョク」 代表/秋元 里奈

式会社KoLabo 代表/駒崎 クララ

前回に続き食べチョク代表と秋元さん、株式会社KoLabo代表の駒崎さん、普段からお二方と親交のある弊社の社長によるビッグ対談をお送りします。
「女性として輝く」ことをテーマに、仕事についての悩みや喜びを本音で話していただき、共感する部分が盛りだくさんの内容となっています。是非、最後までお楽しみください!!

輝いていると思う女性は…
一つのことに100パーセント向かっている人(秋元)
飛び立とうとする気持ちを持っている人(駒崎)

今回、輝く女性がテーマなんですけど、お二方から見て、どういう女性が輝いていると感じますか?

駒崎 会社では、Flying is beautiful というのをキーワードにしてるんですけど、
飛び立とうとする気持ちが美しいなと思うんです。何かができたとかじゃなくて、何かをチャレンジしてみようとか。
モヤモヤしてるときって何かができてないことが辛いって時期だと思うんですけど、
そういう気持ちになること自体も美しいと思うんです。

秋元 私は、やりたいこととか目の前のことに100パーセント全力で向かってる人です。
たとえば生産者さんとかでも、自分の思想を明確に持って、一生懸命取り組んでいる方って綺麗だなって思います。魂が綺麗だなって意味なんですけど、自分のやりたいことに打ち込んでいたりだとか、一つのことに対して100パーセント全力でやってる人がすごく魅力的ですね。

やっぱり、自分が持ってる仕事にプライドを持って、それに対して全力で向き合ってる人って、男性も女性もかっこいいですよね。

秋元 例えば、私のすごい好きな農家さんなんですけど、旦那さんが農業やっていて、奥さんは専業主婦なんですね。その奥さんは必ず、旦那さんの野菜を使って毎日お菓子を作ってるんです、野菜のお菓子を。

私も訪問するときはいつも食べさせてもらいます。

「趣味で好きでやってるんです」って奥さんは言ってるんですが、その生活スタイルが幸せそうだなと感じますし、毎日欠かさず続けているというのもすごく素敵なことだなと思ったりします。

それは、旦那さんも、野菜をつくる原動力になるし、奥さんも大切に作ってくれた野菜を美味しく食べたいというお互いの思いが、それぞれに向き合っていますもんね。素敵ですよね。

秋元 微笑ましくて、すごく素敵なんです。
バリバリ仕事をしてる人ももちろん素敵だなと思いますが、対家族に対して一生懸命やってるというのも同じくらいすごいなと思います。
生産者さんって、生活スタイルが全然違うからこそ、行くといろいろ気づきがあります。
皆さんほんとにピュアで一生懸命やられていて、自分も頑張らないと、と思います。

すごいですよね。大変な仕事ですもんね。

お二人とも仕事上、影響を受けている人は実は身近に…

お二方が今、影響を受けている人とか、バイブル的なものってあったりしますか?
たとえば、どんな方でもいいんですけど、身内の方でも。著名人の方でも。

駒崎 影響を受けている人っていうと、私の場合はスタッフのみんなです。
忘れてた成長意欲とかを私に思い出させてくれます。
優秀なスタッフとともに仕事をしていると、私も頑張らなきゃなと思います。

影響を受けているのが同じ社員て、すごいことですよね、っていうか幸せなことですよね。

秋元 自分を見つめ直すきっかけ・生き方などを哲学的に、考えるきっかけは生産者さんからもらうことが多いです。
生産者さんは、仕事のパートナーではありつつ、私たちのようなITサービスを作っている人間とは生活スタイルが異なるので、大切にしてる価値観とか、違うんですよね。
それぞれ独特の価値観を持っていて、いつも会ったりお話しするたびに深く考えちゃう。
幸せとはなんだろう、とか、いろいろ考えるきっかけをくれます。
それこそ、生産者さんと話してると固定概念を崩してもらえたりします。

例えば交通的にすごく不便なところにいる方に「不便じゃないですか?」って聞いたときには、「静かで家族との時間を楽しめるし、逆に遠くに行くのが楽しくなるんですよ」と言われて。
「そっか、そういう観点もあるのか」と新しい価値に気付けました。
生きるとはなんだろう、とか自分の中で何かぶつかって立ち返る時に、生産者さんから聞いた話を思い出したりするので、そういう意味ではすごく影響を受けているなと思います。

焦らずに今の自分と向き合う(秋元)
モヤモヤしてる時期をラッキーとする(駒崎)

最後になりますが、同じような20代30代の方にアドバイスをいただけますか?
頑張りたいなとか、モヤモヤしてるなとか、そう思っている人に、お二方からのお言葉を最後にいただきたいと思います。

秋元 そうですね、やりたいことがある人とない人がいると思うんですけど、やりたいことが見つかるのってタイミングの問題も大きいと思っています。
それは誰にいつ訪れるかわからないので、焦る必要はないかなと思っています。
やりたいことが見つかったら今はいろんな手段があるので、今は焦らずにちゃんと自分と向き合う。
やりたいことを探したいのであれば探したらいいと思いますし、でも見つかるかどうかは運だったりするので、あまり焦り過ぎずに、目の前のことと自分に向きあったらいいんじゃないかなと思っています。

駒崎 もし、モヤモヤしている時期があるとしたらラッキーだと思って、このモヤモヤをとことん突き詰めてみたりとかするといいかなと思うんですよ。
そうすると、だんだん自分の気持ちの整理の仕方がわかってきて、どういう方向に向かっていくかっていう気持ちが定まっていくと思うんです。
秋元さんもおっしゃったように焦ることはないので、たくさん時間かけていいかなと思います。

お二方の言葉をまとめると、モヤモヤしてる時ってかっこ悪いと見えるんですけど、逆にそれは羽ばたこうとしてるいちばん輝いている時でもある。
でもそれを早く輝こうと焦ることはなく、今のその時間を大切にしてほしい。
モヤモヤしてる時が、むしろ一番輝いているときなんだよ、って思えるようなマインドづくりをするっていうことですよね。
本日は貴重なご意見ありがとうございます。
お二方のさらなる成功をお祈りしております。
またこれからもコラボとかいろんな形でいろいろできればと思ってるので、引き続きよろしくお願い致します。
今日は本当にありがとうございました。

インタビューを終えて…

「やりたいことがない、見つけたいけど見つからない」そんなふうに思い悩む時期が誰しもあるのではないでしょうか。
今でこそ、活躍されている秋元さんも、駒崎さんも、やはりそんな時期があったのか…と対談の中でお話をお聞きしながら、ちょっとホッとする感じがしました。

お二人の生き生きとした眼差しと輝く笑顔は、まさに今、ご自身の信じる道を誇りをもって進んでいる女性だからこそ放つオーラかな、と最初は思っていました。
でも、お話をうかがっていくうちに、お二人の、ここにたどり着くまでの様々な思いと、現在に立ち向かう強い意志こそが、そのオーラをかもしだしているのだと感じさせられました。

成功者だから美しいのではなく、そこに行きつくまでの困難を潜り抜けてきたチカラと、現在も「ぶれない」強い思いを持ち続ける努力、何よりそれがお二人を美しく輝かせている要因なのだろうと思います。

『心から打ち込めるものが見つかる時期は人によって違う。タイミングもある。運もある。焦らずに今の自分と向き合うことを大切に。』
お二人から頂いたこの言葉のように、じっくり自分と向き合うことも、これから輝くための大事なステップかもしれませんね。

秋元 里奈 近影

秋元 里奈(あきもと りな)

オンライン直売所「食べチョク」 代表

神奈川県相模原市の農家に生まれる。 慶應義塾大学理工学部を卒業した後、2013年に株式会社ディー・エヌ・エーへ新卒入社。
webサービスのディレクター、営業チームリーダー、新規事業の立ち上げを経験した後、スマートフォンアプリの宣伝プロデューサーに就任し4部署を経験。
2016年11月に農業分野の課題に直面し株式会社ビビッドガーデンを創業。
2017年5月にこだわり生産者が集うオンライン直売所「食べチョク」を立ち上げる。リリース3年で、認知度/利用率No.1の生産者特化ECに成長。
また、2019年にはフジテレビ系列「セブンルール」に出演。
2020年4月には、アジアを代表する30歳未満の30人「Forbes 30 Under 30 Asia」に選出。
2020年9月よりTBSのニュース番組「Nスタ」の水曜コメンテーターを勤める。
オンオフ問わず365日24時間着ている「食べチョクTシャツ」がトレードマーク。

駒崎 クララ 近影

駒崎 クララ(こまざき くらら)

式会社KoLabo 代表

1982年兵庫県神戸市生まれ。神田外語大学外国語学部スペイン語学科(現:イベロアメリカ言語学科スペイン語専攻)卒業。5歳から10歳まで、両親と共にヨットで世界中を航海して過ごす。大学卒業後、アシアナ航空にて7年半キャビンアテンダント(CA)を勤める。その中で、航空会社の枠を超えたCA同士の情報交換の必要性を感じ、CAのためのSNS『CREW WORLD』を開設。2012年、株式会社KoLaboを設立。『CREW WORLD』運営のほか、CAのセカンドキャリア支援のための人材紹介事業やコーチングを行っている。